「かぼちゃの馬車事件」をきっかけに、サラリーマン投資家(サラリーマン大家)を対象にした融資が閉まりつつあります。
そして、スルガスキームを得意としていた不動産業者も廃業の危機です。
とはいえ、まっとうな投資をしてきた投資家や、まっとうな商売をしてきた不動産業者は終わることはありません。
成功失敗がはっきりする不動産投資戦国時代に突入しただけです。
サラリーマン向けワンルームマンション投資の融資状況
最近、「サラリーマン向けワンルームマンション投資の融資」でよく聞く噂がこうです。
- 初心者(新規)サラリーマン投資家の融資NGが増えた。
- 紹介する不動産業者の評価が悪いと融資NG。
- サラリーマン大家(経験者)の運営状況が悪い場合、融資NGが増えた。
- 事前審査OKでも、本審査でNGが増えた。
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しかしながら、このような状況下でも、融資をバシバシ出してもらって資産を拡大していくサラリーマン大家もいます。
このように、融資でも成功するサラリーマン大家と失敗するサラリーマン大家が二極化しています。
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二極化するサラリーマン大家
サラリーマン大家の成功失敗は戦略の違いです。
成功するサラリーマン大家
成功するサラリーマン大家は、このような戦略を取っています。
- 利回りだけでなく、立地を重視している。
(空室率が低く安定している) - 不動産を組み合わせてリスクを分散している。
(エリア分散、購入時期の分散、価格帯の分散) - 相場もしくは相場以下の価格で買っている。
- まっとうな不動産業者としか付き合わない。
- アンテナを張り巡らしている。
『初心者だけ見て!サラリーマンのワンルーム投資は3室所有を第一目標とせよ』
失敗するサラリーマン大家
失敗するサラリーマン大家は成功するサラリーマン大家の逆の戦略をとっているため、物件を増やせばその分リスクが増えていく。
- 不動産投資の勉強をしない。
(不動産投資本の内容を検証しないで鵜呑みにする) - 利回り星人。
(利回り重視の地方投資のため、空室率が高い)
不動産コンサルタントや不動産業者の言われるままに買っている(買わされている) - 相場より高い価格で買っている。
- 不動産業者の良し悪しを見分けられない。
『メガ大家は儲からない!サラリーマン投資家が知らない衝撃の事実』
利回り重視はハイリスク!
中古マンションの時価を調べられるサイト住まいサーフィンでは、東京都心マンション価格上昇は顕著に感じられます。
おのずと、地方や郊外のワンルームマンション投資も視野に入ってきませんか?
『低利回り時代だからこそ注目!東京都心マンション投資のメリット』
不動産投資家なら、この利回り以下では投資しないという最低利回りがあるからです。
『不動産投資初心者必見!失敗しない利回り最低ラインの見極め方』
しかしながら、利回りが高いということは、それくらい価格を下げないと売れない物件なのです。
つまり、安く買えるかもしれないが、売却するときはさらに価格が安くなるリスクがあります。
リスクとリターンは常にトレードオフなのです。
『ブログ歴5年超のサラリーマン大家が暴露!不動産投資家のウラの顔』
相場以上の価格で買う理由はない
相場感がないサラリーマン大家は負け組ですが、本来なら勝てるサラリーマン大家さえも、相場以上の価格で買ってしまうミスが往々にして起こります。
「買いたい病(欲しい欲しい病)」におかされているときです。

買いたい病とは、購入後の運営と売却のことを忘れてしまい、買うことがゴールになってしまう、不動産投資家を失敗投資家に導く恐ろしい病のことだよ。
ボクは年に数回はその病におかされる。だが、自分にこう言い聞かせています。
- 購入後の運営は大丈夫か?
- 売却時、買ってくれそうな投資家はいるのか?
- 売却時に融資はつくか?
- 融資が付かないなら、最後まで保有する覚悟ができる立地か?
- 相場以上の価格で買おうとしていないか?
- 事前のシミュレーションは十分か?
『不動産投資家・業者・銀行のリスク&リターンを比較!残念な現実が赤裸々に』
まとめ
成功する投資家には戦略があるけど、失敗する投資家にはそれがないんだよね。
不動産投資で成功しているように見える投資家も、今後数年の間に失敗が明るみになるかもね。
それが、ボクでないことを祈るばかり。
地方アパート投資は利回りがいいけど、実際やってみると難しいと思うよ。
それに比べて都心ワンルーム投資のらくちんなこと。