初心者のワンルームマンション投資は、こういう残念なパターンが多いです。
この典型的な例が「毎年多くのキャッシュフローが蓄積していたにもかかわらず、売却価格が購入価格を大きく下回り、儲けをすべて吐き出した」です。
いわゆる「出口で失敗した」というヤツです。
少しドキッとしましたか?
反対に、こういうパターンもあります。
この典型的な例が「キャッシュフローは全然出なかった(むしろマイナスだったりする)けれど、売却価格が購入価格と変わらず、結果的に儲かった」です。
こちらは、出口で成功ですね!
つまり、ワンルームマンション投資は出口を誤ると、勝敗が逆転してしまうということです。
本記事は「ワンルームマンション投資の成功・失敗のルール(判定方法)」を購入、運営、売却のワンセットで解説します。
ワンルームマンション投資の出口の大切さを痛感してください。
近年のワンルーム投資は出口で自己資金を回収するゲームである
ワンルーム投資の本質は、
(入口)自己資金を投下し、
(運用)数年に渡って運営し、
(出口)売却して、
最終的に、自己資金以上の金額が回収できたか?
それを競うゲームです。
2013年以前のワンルーム投資は、運営中に自己資金を十分回収できました。
だから、「利回り」や「キャッシュフロー」に注意していれば、成功者(勝者)になることができました。
ですが、低利回り・低キャッシュフローすぎる2019年現在は、運営中に自己資金を回収するのが困難になっています。
だから、近年のワンルーム投資は、出口がメチャメチャ大切なのです。
『低利回り時代だからこそ注目!東京都心マンション投資のメリット』
つまり、今と昔のワンルーム投資は成功のルール(法則)が違うのです。
ワンルーム投資のルール
ワンルーム投資の成功・失敗のルールを解説する前に、ワンルーム投資の一般的なルール(基本原則)を解説しましょう!
今、あなたは1000万円のワンルームマンションを現金で購入しようとしています。
このワンルームマンション投資をするためには、物件価格に購入諸費用をプラスした、現金約1070万円(自己資金)が必要です。(入口)
「1070万円以上の金額が、毎年のキャッシュフロー(運営)と売却(出口)で回収できるか?」
このことに思いをはせるのです。
図でイメージすると、こんな感じです。
縦軸:金額
横軸:左から右に時間が流れている
いかがですか?
さあ、一緒に想像力を膨らませましょう?
『えっ知らないの?ワンルーム投資の短期売買は儲からないことを』
ワンルーム投資の出口 成功の法則
ワンルームマンション投資で成功したイメージが描けましたか?
ボクのイメージはこうです。
これがなぜ成功なのでしょうか?
それは、キャッシュフロー(運営)と売却(出口)で得られた儲けの合計が、そのワンルームマンション投資に使った自己資金(1070万円)を超えているから。
つまり、投下した自己資金以上のリターンを得られたからです。
『不動産投資初心者必見!失敗しない利回り最低ラインの見極め方』
ワンルーム投資の出口 失敗の法則
反対に、キャッシュフロー(運営)と売却(出口)で得られた儲けの合計が、そのワンルームマンション投資に必要とした自己資金以下だったとき、本当は儲からない投資だったと判断できます。
毎年のキャッシュフロー(運営)はそこそこ出ていたが、売却(出口)で失敗した。
その例がこれです。
『初心者は見ちゃダメよ!ワンルームマンション投資で失敗する方法』
新築ワンルーム投資の出口 大失敗の法則
こちらの失敗例はひどいもんです。
これはどんな不動産投資だと思いますか?
そう、新築ワンルームマンション投資です。
新築ワンルーム投資は不動産投資の初心者に人気のようですが、買った瞬間失敗が確定する最悪の投資です。
購入初期は多少なりともキャッシュフローがでるかもしれません。
しかし、新築プレミアム(新築という理由で上乗せできていた家賃)が剥がれた時点で、マイナスキャッシュフローに真っ逆さまです。
そして、売却(出口)で大きな売却損(キャピタルロス)を食らってチーンです。
いつ、どこで儲けたらいいのですか?
それが新築ワンルームマンション投資です。
『新築ワンルーム投資で失敗は必然!借金地獄の世界をのぞいて見る?』
まとめ
近年のワンルーム投資は「利回り」と「キャッシュフロー」が全てではないことが分かったかな?
ワンルーム投資は出口で失敗すると、今まで成功だと思われていた投資が一発でアウトになるからね。
- ワンルーム投資成功の方程式
自己資金 <キャッシュフローの合計 +売却益 - ワンルーム投資失敗の方程式
自己資金 >キャッシュフロー の合計 +売却益