freee会計「事業主貸の使い方」不動産投資の口座から預金を引き出した

不動産投資が軌道に乗ってくると、不動産投資の銀行口座の預金が増え続けますよね？

 

不動産投資の銀行口座をプライベートに使わないのがベストですが、使わざるを得ないこともあります。

例えば、こういうときです。

 

こんなときに便利な勘定科目が「事業主貸」です。

本日は、ややこしい事業主勘定のひとつ、事業主貸の使い方のマスターが目標です。

不動産投資とプライベートのお金は区別する

（不動産投資が個人事業の場合）不動産投資とプライベートのお金の区別をつけることは困難です。

不動産投資であろうとプライベートであろうと、自分のお金であることに違いはないからです。

ですので、こういうことも普通にあるのではないでしょうか？

 

しかし、会計ではこの2つのお金（不動産投資とプライベート）を区別しなくてはなりません。

この区別に使われる事業主勘定が、事業主貸（じぎょうぬしかし）と事業主借（じぎょうぬしかり）です。

不動産投資の事業主貸とは？

不動産投資の事業主貸とは、不動産投資事業が（プライベートの）あなた個人にお金を貸したことを意味する勘定科目です。

言い換えれば、不動産投資事業のお金を、あなた個人のわがままのために使用するということです。

 

ただ、あなたのお金であることに違いはないため、返還する必要はありません。

不動産投資事業が（プライベートの）あなた個人にお金を貸した事実を「事業主貸」として帳簿付けするだけです。

『freee会計「事業主借の使い方」不動産投資の口座へ現金を入金した』

freee会計を不動産投資用にカスタマイズ

freee会計(公式)のデフォルトは事業所得です。

不動産所得が記録できるように、設定を変更する必要があります。

 

『freee会計の不動産投資用カスタマイズ | 初期設定はこれだけ！』より

freee会計「口座出金の帳簿付け方法」

［取引］→［取引の一覧・登録］を選びます。

 

［支出］を選び、口座は［出金する銀行名（不動産投資用口座）］を選びます。
［勘定科目］は［事業主貸］を選び、金額を入力します。

最後に［支出を登録］をクリックします。

 

この結果はこのように反映されます。

『freee会計の料金 | 不動産投資に使うならスタータープランで十分だぞ』

freee会計「事業主貸の使い方」のまとめ

事業主貸と事業主借。

どっちが貸しでどっちが借りなのか？本当にややこしい。

ただ、不動産投資の場合はこの5つのパターンで抑えられるからしっかり使い分けよう！

 

［事業主貸］

不動産投資事業が、あなたにお金を貸す。

使用例

• 不動産投資用の銀行口座を使って、プライベートな何かを買う。
• 不動産投資用の銀行口座から、預金を引き出す（出金する）。

 

［事業主借］

不動産投資事業が、あなたからお金を借りる。

使用例

• プライベート用のお金で、不動産投資に必要な備品などを買う。
• プライベート用のお金を、不動産投資用の銀行口座に入金する。
• 不動産投資用の銀行口座に、利息が入金される。