ええっと。
不動産投資のローンを35000円返済したから…。
勘定科目は…。
「支払手数料:35000円」あたりでええかな?
ダメ!!
不動産投資ローン返済は「元金返済」と「利息返済」に分けて考えないと。
ええ~っ?同じ35000円支払うんやから。ええやん!
ダメダメダメッ!
分けて帳簿付けしないと、後で銀行残高と負債の数字が合わなくなるよ。
ギャーーー!!
本記事を見ているあなたは、きっとこんな投資家ではないですか?
- 物件を買ったけれど、帳簿付け(記帳)で困っている。
- 確定申告の締め切り日(3月15日)が近い。
でも、何もしていないので途方に暮れている。 - 簡単な会計ソフトを探している。
不動産投資ローンの帳簿付けは、クラウド会計ソフトfreeeを使えば楽勝です。
[本日の帳簿付け]
ローン返済(元金:15000円、利息:20000円)
不動産投資のローン返済金は元金返済と利息返済の2種類ある
不動産投資のローンは元金返済と利息返済の性質が違います。ですので、帳簿付はそれぞれ対応しなければなりません。
不動産投資ローンは元利均等返済がメジャーです。
ですが、その元利均等返済は毎月の返済金が一定であるため、その内訳(元金返済・利息返済)は分かりづらくなっています。
元利均等返済はローン返済が進むとともに元金返済が増え、利息返済が減るのです。
元利均等返済
元金均等返済
=負債を減少させる
=経費にできない
=不動産投資の費用となる
=経費にできる
freee会計を不動産投資用にカスタマイズ
freee会計のデフォルトは事業所得です。
不動産所得が記録できるように、設定を変更する必要があります。
『freee会計を不動産投資用にカスタマイズ 初期設定はこれだけ!』より
freee会計「不動産投資のローン返済の帳簿付け方法」
[取引]→[取引の一覧・登録]を選びます。
元金返済の帳簿付け方法
元金を返済する[口座]を選びます。
[勘定科目]は[長期借入金]を選び、金額を入力します。
最後に[詳細登録]をクリックします。
参考:クラウド会計ソフトfreee(公式)「勘定科目はどう選べばよい?」
利息返済の帳簿付け方法
同じ銀行口座から利息返済を行います。
[+行を追加]をクリックします。
[勘定科目]は[[不]借入金利子]を選び、金額を入力します。
最後に[登録]をクリックします。
参考:クラウド会計ソフトfreee(公式)「借入金・キャッシングの借入と返済を記帳する」
不動産投資のローン返済の帳簿付けまとめ
簡単だろ?
「元金返済」と「利息返済」を分けて帳簿付けするのがポイントだよ。
本日の帳簿付け結果はこう!
入力さえしておけば、クラウド会計ソフトfreeeが複式簿記 + 損益計算書 + 貸借対照表をサポートしてくれる。
この4つの条件がそろえば、青色申告特別控除65万円が狙えるよ!
- 事業的規模(5棟10室)
- 複式簿記で記帳
- 損益計算書を確定申告書に添付
- 貸借対照表(バランスシート)を確定申告書に添付
不動産投資の規模が小さいうちは会計ソフトは不要かもしれません。
でも、簿記初心者が青色申告特別控除65万円を目指すなら、何らかの会計ソフトが必須だね。