本ブログでも何度が取り上げましたが、不動産投資関係の不祥事が頻発しています。
- かぼちゃの馬車問題
- レオパレス21の建築基準違反
- スルガ銀行の不正融資問題
- TARERUの資料改ざん問題
不祥事が発覚するたびに、融資の審査は厳しくなるばかり。
善良な不動産投資家たるあなたも、とんだとばっちりを食わされていませんか?
しかしながら、融資の審査が厳しくなれば、不動産価格はジリジリと下落するものです。
買える投資家が減るため、売主は価格を下げざるを得なくなるからです。
ですが、東京の都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)ワンルームマンションには、そのルールが適用されないようです。
なぜでしょうか?
東京ワンルームは現金買いする投資家がいるから、価格が下がらない
サラリーマン投資家には理解しがたいですが、東京のワンルームマンションの価格帯なら、現金買いする投資家は普通にいます。
不動産投資を続けていると、ぶっとんだ金銭感覚の方に出会うことがあり、メンタルが負けそうになることがあるよ。
『先輩サラリーマン投資家がアパートだけではなくワンルームも買う理由』
だから、融資が引き締まろうが何だろうが、好立地の東京ワンルームの価格は下落することなく維持されているのです。
むしろ、中古マンションの時価を調べられるサイト住まいサーフィンによると、都内(特に山手線内側)は微増していようにも感じます。
東京ワンルームを相続対策で買う投資家がいるから、価格は下がらない
路線価の高い一等地は、投資目的より相続対策が理由で買われることも多いです。
東京ワンルームは土地の持ち分が小さいため、マンション価格の30%程度まで相続税評価額を落とすことができるからです。
ワンルームを使った相続対策の仕組みはコチラの記事で解説しています。
『低利回り時代だからこそ注目!東京都心マンション投資のメリット』
だから、好立地の東京ワンルームの価格は下落することなく維持されているのです。
東京ワンルームを高価格で買う初心者投資家がいるから、価格が下がらない
2019年現在、○○大家さん(メガ大家、サラリーマン大家、…)というネーミングがうけているのか、不動産投資はサラリーマンの間でブームの真っただ中です。
だから、初心者が市場に流入し続けます。
『メガ大家は偉い?成功者?サラリーマン大家の新階級制度にご用心』
しかし、その初心者は「不動産価格の相場感が弱い」と感じずにはいられません。
エンドユーザー向けサイト(楽待・健美家・ホームズ不動産投資・アットホーム投資など)に掲載されている「ワンルームの価格=相場」と思っている、投資家の卵に出会うことも多いからです。
ここで、ボリュームをマックスにしてボクは叫ぶ。
エンドユーザー向けサイトのワンルームの掲載価格は高い!
これを知らない初心者投資家が、とんでもない価格で東京のワンルームを買っている(買わされている)のです。
そんな投資家に支えられ、東京ワンルームの価格は下がらないのです。
融資厳格化の影響を受けない投資家がいるから、ワンルームの価格が下がらない
金融庁の資料(投資用不動産向け融資に関するアンケート調査結果)によると、銀行の融資実行金額は2017年(平成29年)をピークに減少しています。
しかし、融資が実行されていないわけではありません。
多くの人が「融資が厳しい厳しい」と語りますが、むしろ、融資実行金額の落ち込みは少ないと感じます。
融資する投資家を絞り込んで、集中的に融資を実行していると考えられます。
人気『東京ワンルーム投資は収支マイナスで儲からないと思ってないよね?』
まとめ
東京ワンルームの価格が下がらない理由を4つ挙げるとこうだよ。
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