「不動産投資が先か?自宅が先か?」これは永遠のテーマですよね。
ちなみに、ボクが不動産業者に尋ねた経験では、大多数が「不動産投資が先!」で、一社のみが「自宅が先」でした。
不動産投資をワンルームマンション投資に限定したら、どうなったと思う?
(ワンルーム投資を専門にする)不動産会社すべてが、「ワンルームマンション投資が先」と答えました。
- なぜ、こういう結果になったのでしょうか?
- どちらを優先すべきなのでしょうか?
(「ワンルーム投資の融資」or「自宅の住宅ローン」)
この記事を読めば、この2点がスッキリします。
さあ、始めましょう。
ワンルーム投資と融資の悲しき関係
「ワンルームマンション投資ブログ | 10年経験のサラリーマン大家が明かす失敗しない戦略」では、「不動産投資は事業である」と散々書いてきました。
しかしながら、サラリーマン投資家の行うワンルームマンション投資に融資する銀行は、サラリーマンの不動産投資を事業とは見ていません。
銀行 | 手数料(税抜) | 最低手数料(税抜) |
---|---|---|
オリックス銀行 | 1.0% | 10万円 |
SBJ銀行 | 1.5% | – |
ARUHI(アルヒ) | 2.5% | 25万円 |
セゾン | 2.5% | 25万円 |
イオン住宅ローンサービス | 1%もしくは2% | 10万円もしくは20万円 |
ソニー銀行 | 10万円もしくは50万円 | 10万円 |
三井住友トラスト L&F | 1.5% | 10万円 |
なぜ、そう言いきれるのでしょうか?
それは、銀行は「サラリーマンの年収に対して何倍までの融資ができる」というルールがあるからです。(これを融資枠、または与信枠という)
このX倍は年収の5倍~10倍であるため、年収700万円のサラリーマン投資家の融資枠は3500万円~7000万円となります。
もし、サラリーマンの不動産投資を事業と見ているなら、もう少し融資枠があってもいいんじゃないかな?
『サラリーマン大家不況到来!ボクの融資もカウントダウンか?』
つまり、これらの銀行の不動産投資ローンの仕組みは、(UFJ銀行や三井住友銀行など)住宅ローンを扱う都市銀行の考え方とほぼ同じなのです。
したがって、ワンルームマンションを融資を使って買い進めると、いつか融資枠がいっぱいになり、融資を使ったワンルーム投資はゲームオーバーとなります。
INVASE バウチャーサービスを使えば、あなたが借りられる融資枠の目安がわかります。
サラリーマンの融資枠には限りがあるので、ローンは賢く使っていきたいです。
ワンルーム業者が自宅より不動産投資をすすめる理由
「ワンルーム業者が自宅より先に不動産投資をすすめる理由」は、もう分かったのではないでしょうか?
先に自宅を買われると、住宅ローンが不動産投資ローンの融資枠を食いつくし、ワンルームマンションが売れなくなるからです。
不動産会社はひとりのお客さんに買えるだけワンルームマンションを買ってもらい、多くの利益(仲介手数料)をあげたいのです。
特に、新築ワンルーム業者はこの傾向が顕著です。
『衝撃の結末!新築ワンルームマンション投資家の失敗体験を暴露』
ワンルーム投資と住宅ローンの厳しい現実
ここで疑問がひとつ湧きます。
不動産(ワンルームマンション)は家賃収入をもたらしてくれる資産ではなかったの?
もし、家賃収入がランニングコストとローン返済金を上回り、毎月キャッシュフローを得られているなら、それは(その時点では)資産です。まちがいありません。
「その時点では」と書いた理由はコチラの記事で。
『成功か、それとも失敗か?ワンルーム投資はとにかく出口に強くなれ!』
しかしながら、多くの銀行はワンルームマンションを資産と見ていません。
マンション経営が安定して行われ、キャッシュフローが毎月プラスであってもです。
だから、ワンルームマンションを買えば買うだけ、住宅ローンは組めなくなるのです。
この現実を、ワンルーム業者は教えてはくれません。
実際、ボクもSBI銀行(ネット銀行)の住宅ローンに落ちた苦い経験があります。
人生そのものを否定されたような気分でした。
(当時、区分マンション3室保有、満室、年間キャッシュフロー80万円以上)
その後、都市銀行の住宅ローンで自宅を購入できましたが、当時の最優遇金利0.775%では借りられませんでした。
『自宅マンション投資はしないと損!不動産投資家がするとこうなった』
その後、起死回生の金利交渉にて0.675%まで下げられました。
『不動産投資のプロ直伝!りそな住宅ローン金利引き下げ交渉術』
まとめ:「ワンルーム投資の融資」と「自宅の住宅ローン」 優先すべきは?
「ワンルーム投資と自宅」論争をまとめるとこうだよ。
- 自宅を買う予定がある投資家
住宅ローンを優先するべきで、不動産投資ローンはほどほどに! - 自宅はいらない。賃貸で。という投資家
目一杯、不動産投資ローンを借りよう!
金持ち父さん(ロバート・キヨサキ)によると自宅は負債だよね。
でも、住まいサーフィンによると、ボクの自宅マンションの時価は3320万円らしい。
購入価格から620万円値上がりしているよ!!
購入した価格から値段が下がらないような自宅なら、それは立派な資産だよ。きっと。
不動産投資ローン、住宅ローンともに借り換え専用サイトがあるから、キツい金利で借りちゃった投資家は使ってみて!