ファミリーマンションは空室取引が普通ですが、ワンルームマンションはオーナーチェンジ物件がほとんどです。
もし、あなたがワンルームマンション投資の初心者なら、こう考えるのではないでしょうか?
オーナーチェンジ物件は部屋の中が確認できないから不気味やわ。
空室物件のほうがいいに決まっているやん!
ただ、こう考えるにもムリはありません。これが一般的な考え方だからです。
しかし、見方をかえてみましょう!
そうすれば、ワンルームマンション投資の「空室物件」と「オーナーチェンジ物件」のメリットとデメリットが見えてきます。
空室物件がオーナーチェンジ物件より安い理由1
これがオーナーチェンジの大きなメリットです。
オーナーチェンジ物件の場合、入居者が既にいるわけですから、物件を購入してすぐに家賃収入が発生します。
一方、空室物件の場合は、部屋をリフォーム(修繕)をしたり、入居者を募集したりする必要があるので、家賃収入はもっと先になります。
家賃収入がないにもかかわらず、マンションの管理費・修繕積立金、固定資産税、ローン返済などのランニングコストの支払いは待ってはくれません。
『知らなきゃ損!マンション経営でかかる運営費(ランニングコスト)の正体』
だから、空室物件はオーナーチェンジ物件より安いのです。
サラリーマン投資家の場合、融資を使ってワンルームマンションを購入するでしょう。家賃収入ゼロスタートは痛いですよね?
『「ワンルーム投資の融資」と「自宅の住宅ローン」どっちが先が正解?』
空室物件がオーナーチェンジ物件より安い理由2
空室物件は部屋の修繕と入居者の募集が必要であることは先に解説しました。
この2つには費用がかかります。
だから、空室物件はオーナーチェンジ物件より安いのです。
部屋の修繕はどこまでやるかにもよりますが、安くても家賃の0.5カ月~1.5カ月分。
とことんやるなら、数カ月分は必要です。
さらに、入居者の募集には広告料がかかります。
最後に、空室物件とオーナーチェンジ物件のメリット・デメリットをまとめます。
空室物件のメリット・デメリット
ワンルームマンションの多くはオーナーチェンジで取引されますが、空室取引もないわけではありません。
空室物件のメリット
- 部屋の中を確認できる!
- 入居者を選べる!
- 好きなリフォーム(修繕)ができる!
- オーナーチェンジ物件と比較すると価格が安い!
空室物件のデメリット
- 空室スタート!
- リフォームと入居者募集に別途費用がかかる!
- すぐに家賃収入が得られない!
『ワンルームマンションの空室リスクは何室持つと解放される?』
オーナーチェンジ物件のメリット・デメリット
オーナーチェンジ物件はメリットが多いですが、目に見えないデメリットも存在します。
オーナーチェンジ物件のメリット
- すぐに家賃収入が入ってくる!
- 今の家賃より、高い家賃が付いていることが多い!
- 安い家賃が付いている場合、安く買える場合がある!
- 融資が付きやすい!
- リフォーム費用が必要ない!
オーナーチェンジ物件のデメリット
- 良好なオーナーチェンジ物件はすぐに買い付けが入るため、素早い投資判断が必要!
- 部屋の中を確認できない!
- 不良入居者が入っているかもしれない!
- オーナーチェンジ物件の入居者が退去した場合、相場家賃に変更される!
- 安い家賃が付いていた場合、退去があるまでその家賃を変更できない!
『初心者必読!オーナーチェンジ物件の利回り計算は相場家賃を使おう!』
まとめ
空室物件がオーナーチェンジ物件より安い2つの理由はこうだね。
- 空室物件は購入してすぐに家賃収入が得られないから。
- 空室物件は物件価格に加えて、広告料や部屋の修繕費用が必要だから。
ただし、空室物件とオーナーチェンジ物件にはメリット・デメリットがあるから、空室物件がダメでオーナーチェンジがいいとも言えないよ。
メリット・デメリットを理解した上で判断しよう!
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