この記事にたどり着いた、あなたの心境はこうでしょうか?

ヨッシャー!物件が買ったー!
でも、次にやるべきことは何?
不動産投資家デビューを果たしたあなたが、次にしなくてはならないことはこの4つです。
- 開業届(個人事業の開業・廃業届出書)の提出
- 所得税の青色申告承認申請書の提出
- 青色事業専従者給与に関する届出書の提出
- 所得税の減価償却資産の償却方法の届出書の提出
参考:国税庁「新たに不動産の貸付けを始めたときの届出など」
しかしながら、③青色事業専従者給与に関する届出書は事業的規模(5棟10室以上)になってからでOKですし、④所得税の減価償却資産の償却方法の届出書は有名無実化しています。
つまり、不動産投資開始後にするべきことは、開業届と青色申告承認申請書の提出になります。
この2つの届けを行う意図について深堀りしていきましょう。
不動産所得の開業届とは?
不動産所得の開業届は「私は不動産投資を始めましたよ。ヨロシクッ!」という宣言する書類です。
不動産投資を始めたら否応なしに提出しなければならないもの。それが開業届です。
白紙の開業届は国税庁「個人事業の開業・廃業等届出書」からダウンロードできます。
開業届の書き方はコチラの記事で解説しています。
実務『3分でOK!不動産投資の開業届の書き方 サラリーマン大家はこう書く』
不動産所得の開業届は、事業の開始等の事実があった日から1カ月以内に税務署長へ届け出ます。
ただ、この開業届は無届けでも罰則はありません。
しかし、(開業届は)後に解説する青色申告承認申請書の提出のために不可欠な届出ですので、早めに提出しておきましょう!
サラリーマン大家でも開業届は必要なの?
サラリーマンには馴染みの少ない開業届ですが、届けないと確実に損をします。
本業はサラリーマンなんだから、開業届を出すも出さないもこっちの勝手と思っていませんか?
その気持ちは痛い程わかりますが、開業届の提出は所得税法第229条で義務付けられているのです。
居住者又は非居住者は、国内において新たに不動産所得、事業所得又は山林所得を生ずべき事業を開始し、又は当該事業に係る事務所、事業所その他これらに準ずるものを設け、若しくはこれらを移転し若しくは廃止した場合には、財務省令で定めるところにより、その旨その他必要な事項を記載した届出書を、その事実があつた日から一月以内に、税務署長に提出しなければならない。
参考:国税庁「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」
『不動産所得の開業届は不要?未提出だとこんなにソンをするよ』
青色申告承認申請書とは?
不動産所得の青色申告承認申請書は「青色申告で確定申告をしますよ。ヨロシクッ!」という宣言する書類です。
不動産投資を始めたら、開業届の次に(もしくは同時に)提出すべき届出書。 それが青色申告承認申請書です。
白紙の青色申告承認申請書は国税庁「所得税の青色申告承認申請書」からダウンロードできます。
青色申告承認申請書の書き方はコチラの記事で解説しています。
実務『不動産所得の青色申告承認申請書の書き方 | サラリーマン大家はこう書く』
青色申告承認申請書は青色申告をしようとする年の3月15日までに税務署長へ届け出ます。
サラリーマン大家が青色申告を出すメリットとは?
青色申告のメリットは5つ挙げられます。
- 青色申告特別控除
- 青色事業専従者給与
- 赤字繰越
- 赤字繰戻
- 減価償却費の即時経費化
その中で、不動産投資に大きく関わるのが青色申告特別控除です!
申告の種類 | 青色申告特別控除 |
---|---|
白色申告 | なし |
青色申告 | 10万円 |
青色申告(事業的規模) | 65万円 |
要するに、青色申告(事業的規模)すれば、最大65万円分の利益を控除で相殺できる(65万円分の儲けをなかったことにできる)のです。
一昔前は、白色申告を選択すると帳簿の作成義務を免れることができましたが、今はそうはいきません。
どうせ、同じ苦労をするのであれば、メリットのある青色申告をしようとは思いませんか?
『サラリーマン投資家こそ青色で確定申告せよ!白色にメリットなし』
開業届と青色申告承認申請書の提出は未来への投資
先に解説したように、青色申告の本領を発揮するのは事業的規模になってからです。
しかしながら、あなたが不動産投資に真剣に向き合っていくつもりなら、ワンルーム1室から青色申告に慣れておくべきではないでしょうか?
開業届と青色申告承認申請書の提出は、あなたの野望を叶えるための第一歩。投資なのです。
しかしながら、開業届と青色申告承認申請書の作成は、はっきり言って面倒で時間も取られます。

慣れへん言葉だらけやん。頭痛が…。

とりあえず、また今度ということで。

国家試験を思い出す。吐き気が…。
でも、これを無料であっという間に作る方法があるならどうしますか?
開業freee(公式)を使えば、たった10個の質問に答えるだけで開業届と青色申告承認申請書があっという間に作れます。
開業freeeの使い方はこちらの記事で解説しています。
人気『開業フリーの使い方 | 開業届と青色申告承認申請書があっという間に!』
まとめ
不動産投資を始めたら、開業届と青色申告承認申請書はマストになる理由がわかったかな?
- 青色申告承認申請書を提出すれば、青色申告をすることで最大65万円の控除を受けられる
- 開業届は青色申告承認申請書を提出するための必須の書類
面倒な開業届と青色申告承認申請書の作成は、開業freee(公式)を使えばたった10個の質問に答えるだけでOKだよ。
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