サラリーマンとしての日常に追われ、不動産投資の第一歩を踏み出すのは大変です。しかし、成功したサラリーマン大家たちが共有する秘訣があります。
それは、開業届と青色申告承認申請書の提出です。
この一手間が、あなたの投資生活を劇的に変えるかもしれません。
開業届の意味とその必要性、サラリーマンでありながら、なぜこれが重要なのか?
また、青色申告とは何なのか?そして、それを出すことで得られるメリットとは?
今回の記事では、不動産投資歴10年超の現役サラリーマン大家(プロフィール)が、これらの疑問に答え、開業届と青色申告承認申請書の提出が、あなたの不動産投資の未来にどう影響を与えるのかを明らかにします。
成功するサラリーマン大家としての第一歩を踏み出すための情報がここには詰まっています。
では、始めましょう。
不動産投資の開業届は、税務署への挨拶状である
不動産投資の開業届は「私は不動産投資を始めましたよ。ヨロシクッ!」と、税務署にう宣言する書類です。
不動産投資を始めたら否応なしに提出しなければならないもの。それが開業届です。
ボク自身も最初は書き方に迷ったものです。
白紙の開業届は国税庁「個人事業の開業・廃業等届出書」からダウンロードでき、開業届の書き方はコチラの記事で解説しています。
実務『3分で完了!不動産投資の開業届の書き方 サラリーマン大家はこう書く』
不動産所得の開業届は、事業の開始等の事実があった日から1カ月以内に税務署長へ届け出ます。
しかしながら、この開業届は提出しなくても直接の罰則はありません。
とはいえ、不動産投資の世界では計画的な動きが大切です。
特に青色申告承認申請書の提出には、この開業届が必須です。だから、不動産投資の一歩を踏み出す読者の皆さまには、ぜひともこの手続きを早めに済ませることをおすすめします!
サラリーマン大家でも、開業届の提出は義務付けられている
サラリーマンの方にとって、開業届って少し遠い存在かもしれません。ボクも以前は「本業はサラリーマンだから、開業届なんて関係ない」と感じていました。
しかし、その考えは早計でした。
実は、開業届の提出は、所得税法第229条により必須とされているのです。
馴染みのない手続きかもしれませんが、正確に手続きをすることで、後々のトラブルを防ぐことができます。サラリーマン投資家として、この事実を知っておくべきです。
居住者又は非居住者は、国内において新たに不動産所得、事業所得又は山林所得を生ずべき事業を開始し、又は当該事業に係る事務所、事業所その他これらに準ずるものを設け、若しくはこれらを移転し若しくは廃止した場合には、財務省令で定めるところにより、その旨その他必要な事項を記載した届出書を、その事実があつた日から一月以内に、税務署長に提出しなければならない。
参考:国税庁「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」
詳細はこちらの記事を参照してください。
『サラリーマンの不動産所得者必見!開業届は不要?未提出のデメリットとは?』
不動産投資の青色申告承認申請書も税務署への挨拶状である
不動産所得の青色申告承認申請書は「青色申告で確定申告をしますよ。ヨロシクッ!」と、税務署に宣言する書類です。
不動産投資を始めたら、開業届の次に(もしくは同時に)提出すべき届出書。 それが青色申告承認申請書です。
青色申告承認申請書は、青色申告をしようとする年の3月15日までに税務署長へ届け出ます。
白紙の青色申告承認申請書は国税庁「所得税の青色申告承認申請書」からダウンロードでき、書き方はコチラの記事で解説しています。
実務『サラリーマン大家必見!不動産所得の青色申告承認申請書の書き方』
サラリーマン大家が青色申告を出すメリットは5つもある!
青色申告は不動産投資を行う際の重要な選択の一つです。この青色申告には、以下の5つの大きなメリットがあります。
- 青色申告特別控除:これは不動産投資家にとって非常に魅力的です。
青色申告を行なった場合、不動産投資の規模が5棟もしくは10室以上(⇐「事業的規模」といいます)だと、なんと最大で65万円までの利益を控除することができます。
つまり、65万円分の利益をなかったかのようにして、その分を節税として享受できるのです。 - 青色事業専従者給与:家族を雇用することで経費を増やし、税負担を軽減することができます。
- 赤字繰越:ある年度での損失を、次の年度の所得と相殺することができる制度です。
- 赤字繰戻:過去の年度での所得と、現在の損失を相殺することができます。
- 減価償却費の即時経費化:特定の資産について、購入年度に全額経費計上することができます。
申告の種類 | 青色申告特別控除 |
---|---|
白色申告 | なし |
青色申告 | 10万円 |
青色申告(事業的規模) | 65万円 |
ボクもこの青色申告の制度を使って、節税の恩恵を受けてるよ。
知識は力だから、ちょっとしたノウハウもしっかり押さえて、一緒に投資の世界でうまくやっていこう!
一昔前は、白色申告を選択すると帳簿の作成義務を免れることができましたが、今はそうはいきません。
どうせ、同じ苦労をするのであれば、メリットのある青色申告をしようとは思いませんか?
『サラリーマンの不動産投資!青色申告と白色申告、どちらが得?』
開業届と青色申告承認申請書の提出は未来への投資
先に解説したように、青色申告の本領を発揮するのは不動産投資の規模が「事業的規模」になってからです。
しかしながら、あなたが不動産投資に真剣に向き合っていくつもりなら、ワンルーム1室から青色申告に慣れておくべきではないでしょうか?
開業届と青色申告承認申請書の提出は、あなたの野望を叶えるための第一歩。投資なのです。
しかしながら、確かに、開業届や青色申告承認申請書の作成は、初めての方には少々ハードルが高く、煩雑に感じるかもしれません。しかも、正確に作成するには時間もかかります。
慣れへん言葉だらけやん。頭痛が…。
とりあえず、また今度ということで。
国家試験を思い出す。吐き気が…。
ですが、もしその手続きを劇的に簡略化できる方法があるとしたら?興味が湧きませんか?
freee開業を利用すれば、わずか9つのシンプルな質問に答えるだけで、手間をかけずに無料で開業届と青色申告承認申請書を作成することができます。
freee開業は、不動産投資の道を進むあなたの強力なサポートとなるはずです!
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開業届と青色申告承認申請書を提出するメリットのまとめ
不動産投資を始めたら、開業届と青色申告承認申請書の提出はメリットだらけな理由がわかったかな?
- 青色申告承認申請書を提出すれば、青色申告のさまざまなメリットを享受できる。
(例)最大65万円の特別控除を受けられる。家族を雇用することで経費を増やし税負担を軽減するとができる - 開業届は青色申告承認申請書を提出するための必須の書類で、税務署への挨拶状として、不動産投資を始めたことを宣言する書類でもある。
サラリーマンであっても、所得税法に基づき開業届の提出が義務付けられている。
開業届や青色申告承認申請書の作成は、初めての方には難しく感じるかもしれないけど、freee開業を使えばたった9個の質問に答えるだけでOKだよ。
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