なぜ、ワンルーム投資が流行っているのでしょうか?
理由はきっとこうです。
本業の残業代で稼ぐスキームが崩壊。
↓
年収が伸び悩む。
↓
別の収入(副業)で補う必要に迫られる。
↓
気軽に行える副業=ワンルーム投資。
しかしながら、ブーム化したワンルーム市場においては、売りたい人より買いたい人が多いため、東京・大阪・名古屋のワンルームマンションの価格上昇は当面止まりそうにありません。
とはいえ、家賃上昇の気配はないため(むしろ、コロナの影響を受けて家賃は下降傾向?)、利回りは下がり続けています。
だから、自己資金を贅沢にいれないと、収支がマイナスになる物件も少なくありません。
残念ながら、収支がマイナスで儲かってない物件も持ってるよ。
「ワンルーム投資で収支マイナスは投資失敗だ」と思っていませんか?
初心者時代のボクがそうでした。
でも、見方を変えれば、収支マイナスは必ずしも投資失敗ではありません。
では、始めましょう!
ワンルーム投資の収支がマイナスになる3つの理由
ワンルーム投資の収支がマイナスになる理由は主に3つです。
- 利回りが低い
- 融資条件が悪い(高金利・短返済期間)
- フルローン・オーバーローンを使った
東京好立地物件は低利回りだから、収支がマイナスになりやすい
家賃上昇の伴わない価格上昇は利回りの低下を招き、収支マイナスに陥りやすいです。
コロナ禍にもかかわらず、都市部のワンルームマンションの価格上昇は止まる気配がありません。
特に、東京の好立地中古マンションの値上がりは凄まじいです。
『大阪人のボクが東京ワンルームをノルマのように買い続ける理由』
融資条件が悪いと、収支がマイナスになりやすい
日本財託やGA technologies が推奨する築浅ワンルームマンションは融資条件が有利ですが、価格が高いため収支がマイナスになりやすいです。
だから、築古ワンルームマンションを買うセミプロ投資家も増えてきています。
しかしながら、築古ワンルームマンションの融資条件は劣悪(高金利・短融資期間)です。
フルローン・オーバーローンを使うと、収支がマイナスになりやすい
東京ワンルームは自己資金をほとんど投入することなく、購入できるケースがあります。
しかしながら、フルローン・オーバーローンを使うと、融資金額が大きくなるため、月々のローン支払が収支を圧迫します。
その結果、収支マイナスになりやすいです。
例えば、金利2%・期間30年の条件で融資を受けた場合、
融資金額が大きくなると、毎月のローン支払額はこんなに違ってきます。
頭金 | 融資金額 | 毎月のローン支払額 |
---|---|---|
0 | 2000万円 | ¥73,923 |
10% | 1800万円 | ¥66,531 |
20% | 1600万円 | ¥59,139 |
30% | 1400万円 | ¥51,746 |
『リノシーの利回りでは儲からない?成功する方法は〇〇しかなかった』
東京ワンルーム投資は収支マイナスでも儲かるたったひとつの理由
東京ワンルームマンションとはいえ、売却価格より購入価格の方が高いのが一般的です。
しかしながら、売却価格の下降スピードがゆっくりであるため、保有すればするほど含み益(売却価格-ローン残債)が拡大するのです。
毎月の収支がマイナスだったとしても、売却益でしっかり回収可能なのです。
下記の条件で10年間運用した場合
- 自己資金:100万円
- 融資金額:1000万円(金利2%、20年間返済)
- 売却金額:950万円
- 毎月の収支:マイナス1万円(合計マイナス120万円)
10年間後のローン残債は550万円まで減少しています。
売却金額-ローン残債が売却益になります。
売却益=950万円-550万円=400万円
10年間の運用益(税引き前)
=売却益+収支合計-自己資金
=400万円ー100万円ー100万円
=200万円
毎月の収支がマイナスでも、10年後の売却益できっちり回収できました。
ここでひとつ付け加えるよ!
ただし、新築ワンルーム投資は手出ししてはいけません。絶対に!
ただ、根本的にどこで利益を出せばいいのか、さっぱりわかりませんので。
- 高い価格で買わされる。
- 運用で収支はマイナス。
- そう簡単に売却できない。
- 売却損失がでる。
詳細『衝撃の結末!新築ワンルームマンション投資家の失敗体験を暴露』
ワンルーム投資「収支マイナス=負け」ではない理由(まとめ)
ワンルーム投資「収支マイナス=負け」ではないことがわかったかな。
ワンルーム投資の収支はプラスするのが理想だけど、立地にこだわった投資をすれば、収支がマイナスになることもあるんだね。
とはいえ、本業でその収支マイナスはカバーできるのか。
投資判断をする必要があるよ。
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